2010年4月3日土曜日

飲み会と米雇用統計

昨日は同じような仕事している奴らと2009年度のお疲れ様会をした。

予想通り、ベロンベロンに酔っ払って、大変な盛り上がりに。

一方で、そんなこととは関係なく、無情にも米雇用統計が発表される時間に。



”一応”、みんなプロなので、飲み屋にいながらも、

発表数分前からはモバイル端末などに注目。

一瞬静かになったりしちゃったりする。


ヘッドラインは、米非農業部門雇用者数変化3月で16.2万人。

コンセンサスの18.4万人には至らず。

これだけならボンドはロングにしておいたほうが儲かる。

しかしながら、ヘッドラインに騙されてはいけない。

民間雇用と労働時間はと非常に強い内容。

ヘッドラインに釣られた人は米国債を買いにいっただろうし、

中身まで理解できた人は売りにいっただろう。

ロングで待ち構えていた人も、素早く理解し、

ショートに転じる素早さが必要だ。

酔っ払って真っ赤な顔をしているのに、

携帯の電波を求めて、店の外に走り出すひとも。

きっとロンドンやNYのブローカーに注文をだしているのだろう。

10分程度で、またみんなテーブルに揃い、

馬鹿騒ぎが再開したわけだが、

なんとも言いがたい緊張感のある独特な数分間だった。

結局、10年債で+7.6bpの金利上昇でクローズしたので、

売りポジションの人が儲かった一日。



今期も面白い相場になりそうだ。