2009年5月31日日曜日

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

ドイツ初代宰相のビスマルクの言葉と言われています。

演説のなかでの一節らしいですね。

本であればぜひ読んでみたかったのですが・・・

2009年5月30日土曜日

ジョイントの会社更生法適用によるオリックスへの影響

5月29日、ジョイント・コーポレーションがデフォルトした。
http://sumai.nikkei.co.jp/news/latestnews/index.cfm?i=2009052909010p2


これをオリックスへの投資への視点から考えるとどうなるか?

オリックスはジョイントに対して、優先株と普通株で107億円のエクスポージャーがある。
また、不動産の仕入資金として200億円の融資の極度枠もある。
これはオリックスにとっても、かなり大きな金額だ。

ジョイントは保有している資産の大部分を銀行借入の担保に差し出しているので、
オリックスの普通株はもちろん、優先株もほとんど戻ってこないだろう。
しかし、不幸中の幸いで、不動産の仕入資金としての200億円の融資は、まだ実行されていないという。 つまり、オリックスはジョイントに対して、今回の6月-8月の銀行向けの支払いに対して、追加でジョイントを支援するという選択をするのではなく、優先株と普通株の107億円と引き換えに、ジョイントを損切りしたと解釈しうるのである。

こういう経営判断をできるオリックスはすごい。

実際、この2010年3月期のオリックスの経営計画をチェックしてみよう。
以下、2つの仮定をおいて考えてみる。
①オリックスにとって、ジョイントは投資銀行部門のビジネス
 オリックスは大京やジョイントは「純投資」だと説明しており、実際、大京は投資銀行部門のビジネスだと明確に説明されているので、ジョイントもそうだと思っていいだろう。オリックスからのリリースでは、過去に、プリンシパルインベスツメンツだという書き方がなされているところまでは確認できた。また、東洋経済の特集では、はっきりとジョイントはオリックスの投資銀行部門だと断定されていた。

②オリックスは投資銀行ビジネスでかなりのデフォルトを織り込んでいる
 投資銀行ビジネスの2009年3月期の貸倒引当金は79億円なのに対し、2010年3月期の見通しでは250億円の貸倒引当金を見込んでいる。ジョイントに対しては、エクイティ投資なので、貸倒という単語には違和感があるが、それはいわゆるクレジットコストのことだと解釈できるのではないか。


①②の仮定を是とすれば、ジョイントのデフォルトは、オリックスの2010年3月期の予算の範囲内と考えることができる。つまり、上述のように、オリックスは追加で融資をして、泥沼のリスクに陥っていくのではなく、あえて、107億円と引き換えに、ジョイントを損切りしたといえよう。

ジョイントのデフォルトを受け、オリックスの価格が下がるようなことがあれば、そこは買いのチャンスではないだろうか。

2009年5月16日土曜日

キリンの「フリー」が好調らしい

アルコール0.00%!「キリン フリー」が異例の売上げ
http://news.walkerplus.com/2009/0515/9/

これってどうなんでしょうね。
たしかに、車とかで、飲みたくても飲めないときもあるから便利かもしれないけど。
たとえば、
①お酒は酔いたいから飲む
②お酒の味わいが好き

こういうふうに考えると、こういうフリーみたいなお酒は②のニーズの人が飲むのかな?
でも、酔ってこそ、お酒がおいしくなるっていう面もあると思うんだけどなぁ。。。

2009年5月13日水曜日

CFAに受験者殺到

【記者:Michael J। Moore】   

5月12日(ブルームバーグ):米国の公認証券アナリスト(CFA) 試験(6月実施)を受験するために登録したプロの投資家の数が、史 上最高の12万8600人に達した。金融サービス業界の人員削減が進む なかで、採用に有利な資格を確保しようとする動き。   

CFA協会が12日電子メールで配布した発表文によれば、6月に 行われるCFAの3つのレベルの試験には世界154カ国から登録者が 殺到。6月と12月に実施される初級レベルを除いて、他の2つの上級 レベルを受験できるのは6月だけだ。昨年の受験登録者数は11万8500 人とそれまでで最高だったが、今年はその記録をさらに塗り替えた。   

プロの投資家らはCFA資格を得ることで金融への理解が深まり、 より良い職と高い給与に手が届くと考えている。ブルームバーグがま とめたデータでは、2007年に今回の金融危機が始まって以後、金融機 関が削減した人員は合わせて31万1000人に上る。

2009年5月10日日曜日

明暗分かれるトヨタとホンダの10年3月期、過剰生産能力が重荷に
http://jp।reuters.com/article/companyNews/idjnntk027687220090508



こういう分析も重要だけど、個人的に気にするのはIRの姿勢。

一方は、非常にオープンだし、自分たちの現状を知ってもらうための 誠実な姿勢をもつ。

しかし、もう一方は、非常に内向きな印象。
コミュニティが形成されてしまっており、 そのフィルターを経由して、情報が流れてくる構図。

多くの人が注目しているだけに、情報を伝達させるコスト等を 考えれば、
それは合理的かもしれないが、 同時に、大企業の罠に陥っていると言わざるを得ない。

2009年5月9日土曜日

バファリンの味

ビジネスマンは、頭痛と肩こりと腰痛とうまく付き合っていく必要があります。
そんな生活の強い味方がバファリン。
これを水なしで、フリスクのようにガリガリかじると非常によく効きます。
味わいも独特です。ぜひ試してみてください。