例えば、こんな人。
「おぉ。いいねぇ。これに投資したいなぁ」
ダイヤモンド社 (2015-10-09)
こういう感想を持つ人は、だいたいヤバい。
特にこの「某E社」の「うまくいけば年利にして36~60%のリターンが懐に入ってくる計算だ。」のようなファンド。これが本当なら、世界中から資金が集まり、あっと言う間にファンド規模が大きくなるだろう。
その結果、こんなリターンを継続的にたたきだせるようなレバレッジ、流動性、リターンのチャンスを確保することはできなくなる。
また、こんなリターンを期待できたとしても、ファンド規模が大きくなっていない場合、資金の流れ、資産保全、法的リスク、説明責任など、期待リターンの魅力を相殺するほどの問題があるという場合も多い。
そもそも、本当にこのような問題もなく、「年利にして36~60%のリターン」のファンドを、見つけることができる人とは、どのような情報力、人脈を持っているかを想像してみるといい。
少なくとも、インターネットで検索したくらいでは見つからないはずだ。
山崎元
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015-07-30)
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