2008年5月9日金曜日

10年国債入札

7日の引けベースで、10年のJGBは、水準は妙味があるものの、
カーブ上でのレラティブバリューは割高で、スワップ対比でみてもイマイチという
なんとも難しいレベルにあったように思われる。

つまり、アービトラージャーにとっては扱いづらく、
絶対利回りを重視する向きがどれくらい出動するか次第だったと思われる。

後者がさほど動かなかったためだろうか、
入札としてはスベッた結果になり、発表直後から先物が売られる展開に。

ただし、カーブ上では先物ゾーンが顕著に割安になっている一方、10年は割高なのだ。
避難先の先物に対しては、すでに安く、そこからさらにアンダーパフォームする
イメージは持ちづらい。一方、入札によりロングに傾いているであろう10年ゾーンは割高。

先物を買い戻して、10年を売るというオペレーションにシフトしていくだろう・・・

入札直後の先物の急落局面で、このように考え、
先物買い&10年売りのポジションを作ったひとがうまくいったのではないでしょうか。

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