2008年7月16日水曜日

資本市場に対する冒涜か。。。上場会社ゼクス

決算を発表した上場会社ゼクス。

計画に大幅未達となり、最終赤字となった。

ただ、一生懸命やった成績ではなく、
資本市場に対する冒涜ともいえるようなことをしている。

・まあ、営業損益段階でも十分に冴えなかったが、
 連結会社の株式を株価が下がっているにもかかわらず、
 あえて売却することによる評価損(特損)の計上。
 当該会社が負債が多かったこともあり、
 連結対象にならない程度に売却し、持分法対象にすることで、
 本体(連結)の見た目はバランスシートをスリム化させている。

・そんな感じで最終赤字に落ちいったことを主因として
 配当を2000円から一気に0円に下げやがった。

・それなのに、役員報酬は上がっている!
 役員人数で単純に平均したら、ひとりあたり
 数千万円もらっているよ・・・・
 赤字会社で、かつ、無配当にしたんだから、
 役員なんて報酬返上するのがスジじゃない??

・販管費の削減を今後の方針としてアピールしてるけど、
 今回発表した決算では、ナゾの支払手数料が計上されている。
 前回10億円だったものが、30億円に増加!
 何に使っているんだよ??コンサル料金?
 というか、この20億円のコスト増加がなければ、
 もっとマシな決算だったよね??
 うーん、、、きっとこれには2つの目的があるな。
 ①きっと、そのコンサル会社は、連結対象にならない範囲の
  親密会社だな。もしかしたら、社長のお友達会社かも。
  そこにお金を流しているんだろう。
 ②さっきの特損のときは、まだ、下手くそなバランスシート運営かと
  思ったが、ここまでくると悪意がある赤字にみえてくる。
  つまり、事前にお友達に思い切り、株をショートにさせておいたか
  (もうこれはインサイダーで逮捕級だわ)、
  もしくは株価が落ちるところまで落ちたとこで、 
  M&Aの対象としてささげるのか。。。。
  この会社、事業運営は冴えないけど、
  魅力的な資産を持っているからねぇ。
  PBRをとことん下げるという目的があるんだろうなぁ。

よく会社は誰のもの?という議論があるけど、
ここまでくると、あいつらのオモチャになってしまっている。。。。

2008年7月14日月曜日

黒字だけど・・・

先日、お上からご指導をくらったアノ会社。

パッと見だと利益はでているんだが、 (売れない?)在庫を抱えてまくって WCがめちゃくちゃ増加している。 その結果、利益対比でキャッシュフローはかなりしんどそう。 ECMってやつですな。

メインバンクは、、、そうですか。 あそこなら利益さえでていれば貸してくれるのかな?
在庫を支えるために短借がメチャ増えてます、、、
近頃の銀行はどんどん貸してくれるそうですが、
何かが起こって、お金が必要になると貸してくれないそうですな。
お上の指導って、その何かに該当しないのかな?

アノ会社、お金を借りつづけなければ、 利益がでているのに、手元にお金がなくなりそう、、、
きっと例の格付会社も今頃ビクビクしているんだろうなぁ。
これを見抜けないあのアナリスト、切腹ものだな。

過大な流動資産と比べて、いざってときに売却できそうな土地なんかも
びっくりするくらい少ないし、、、
もしもホントにデフォルトしたとしても、回収率も低そう、、、

うーん、なんともし難い会社だなぁ、、、


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