2014年3月24日月曜日

ウクライナの安定は何によってもたらされるか


ウクライナは何で稼いでいる国か確認してみよう。

2011 年以降、ウクライナの経常収支は大きく悪化しているのだ。


ウクライナの主な輸出品は、「鉄鋼製品、鉱物資源」と「穀物」だ。

前者はロシアへの輸出が多く、後者はエジプト、中東・北アフリア諸国への輸出が多い。


そもそもロシア経済は、EUとの結びつきが強い。

ここ数年の欧州の財政引き締めの影響で、ロシア経済にも悪影響が及び、めぐりめぐってウクライナの経常収支悪化につながっている。

つまり、欧州債務危機の影響で、ウクライナ経済も減速しているのである。




経済が減速すると、政治が不安定になるもの。

しかしながら、ウクライナ経済の場合は、根っこの欧州経済の力強い復活が必要だとすると、それはまだまだ先の話である。



そう考えると、ウクライナの政治は安定するための、わずかな望みは、「穀物」の輸出の回復かもしれない。




2014年3月6日木曜日

中国の債券のAA(ダブル・エー)格ってどうなの?



ブルームバーグに妙な記事が流れてきた。


”チャイナボンドのデータによると、5年物の「AA-」格付け債の利回りは5日に8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、7.77%となった。上昇率は昨年11月15日以来の大きさ。同年限の国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)は7bp拡大して356bpとなった。海通証券によれば「AA-」以下の格付けは、世界的な基準で見ると投資不適格級に相当する。”



ええ?

もう一回みてみよう。


”チャイナボンドのデータによると、5年物の「AA-」格付け債の利回りは5日に8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、7.77%となった。上昇率は昨年11月15日以来の大きさ。同年限の国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)は7bp拡大して356bpとなった。海通証券によれば「AA-」以下の格付けは、世界的な基準で見ると投資不適格級に相当する。


マジですか。。。。


中国での「AAマイナス」は投資不適格級なのか。。。

 (*投資不適格級というのは記者とかがよく使うけど、正確には投機的等級=ジャンク)



でも、まあ、中国のスプレッドの数字自体をどう考えたらいいかは難しいが、確かに、5年物で356bpという水準はダブルAの世界ではないか。

まさにジャックの世界。。。。



データで読み解く中国経済―やがて中国の失速がはじまる
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<書評>一生食える「強み」のつくり方 by 堀場英雄





著者の経歴は、米国の大学院(原子核工学修士)→GE→BCG→起業、と非常に華やかだ。

しかし、著者は1978年生まれというところがポイントかもしれない。

1978年生まれということは、大学卒業が普通なら2001年あたり。

つまり、大学院に行き、2つの職場でサラリーマン、そして起業という4つのステージを10年ちょっとで経験してきた計算になる

つまり、比較的、短い期間で複数の経験をしていることを意味する。



この本の著者の主張はこうだ。

2.5年で身につく「プチスキル」をかしこく「かけ算」しよう
ビジネスの世界では長らく、習得に1万時間(10年)を要する「プロスキル」が重視されてきました。
しかし、会社もスキルも「突然死」しかねないこれからの時代には、2500時間(2.5年)という短時間で習得できる「プチスキル」が不可欠です。
本書では「プチスキル」の選び方を「戦う土俵(仕事)」「戦う武器(スキル)」に分けて説明したうえで、その学び方を3ステップで紹介、
具体的な事例を含めた試し方を学んでいきます。
そうして習得した「プチスキル」を複数かけ合わせることで、他のビジネスパーソンにはない「強み」を持った、「レア人材」になれるのです。



なるほど。

著者自身の経験と合致している。

これはその辺の自己啓発本とは違って説得力がある。

なにせ、本人がこの"「強み」のつくり方"成功例なのだから。





ところで、著者はどちらなのだろう?

自身があれこれ迷いながらの経験の結果、このような"「強み」のつくり方"を推奨するようになったのか。

それとも、戦略的にこのような短期間(プチスキル)×複数というキャリアを構築してきたのか。

柔らかいタッチの文章からは、前者のようにもみえるが、実際は戦略的だったように思えるのが、この著者の魅力である。





iOSのGmailアプリがアップデートされたが、超もっさり。。。

iTunesではこのように説明されている。

App のバックグラウンド更新: Gmail を開いていないときにでもメールを取得できるようになったので、アプリを起動すればすぐにメールにアクセスできます

確かに、これは魅力的だ。

Gmailアプリは、起動させたあと、最新のメールをみるためには数秒待たされるのがストレスだったもの。これが改善されるなら素晴らしい。

しかし、アップデートしてみて愕然とした。

新しいGmailのアプリは動作が超重もっさりしているのだ。

メールの数や、メールボックスの使用容量のせいかどうかは現時点ではわからないが(当方はかなりメールの数や容量は多く、受信数も多い)、現状は「使えない」。

ほとんど反応しないと言ってもいいくらいだ。


帰宅したら、このアプリをダウングレードしなくては。。。。


*ちなみに、古いバージョンのアプリは、PCのごみ箱にあるケースが多い。


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