ソフトバンクモバイルがガンホーに公開買付けをするという。
http://www.softbank.co.jp/ja/news/press/2013/20130325_01/
ガンホーがソフトバンクの連結対象になることで、ソフトバンクは1,700億円の利益を計上する見込みとのこと。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントとは、インターネットを利用したオンライン・ゲームの開発・配信の会社。
ガンホーの代表取締役会長は、孫泰蔵氏。ソフトバンクの孫正義氏の弟だ。
ガンホーはこのように、ものすごい勢いで株価が上昇していた。
ガンホーの株主構成は以下。
第1位はソフトバンクの子会社であるソフトバンクBBで、保有割合は33.63%。
第2位は、その孫泰蔵氏の資産管理会社ハーティスで、保有割合は18.50%。
第3位は、アジアングルーヴで、ここも孫泰蔵氏が代表社員を務める。保有割合は14.47%。
アジアングルーヴはその所有割合の6.37%分を今回の公開買付けに応募するそうだ。
しかし、今回のTOBの価格は34万276円と発表されている。
*リリースによれば、株式分割により平成25 年4月1日を効力発生日として対象者株式が1株につき10 株の割合をもって分割されるため、対象者株式分割前の対象者株式に係る市場株価を10 で除して算出した数値に相当するという。
例えば、過去1ヶ月間(平成25 年2月25 日から平成25 年3月22 日まで)の終値単純平均 (3,676,789 円)に基づく対象者株式分割希薄化後株価は、367,679 円。従って、今回の34万276円は7.45%のディスカウントとも計算できる。
ガンホーの株式価値をどう考えるかは難しいが、上記のグラフから考えるに、TOBへの応募分の大半がアジアングルーヴとなる可能性も高い。
つまり、ソフトバンク本体では莫大な利益を計上し、孫泰蔵氏グループは新たに資金を得るスキームだと理解できよう。
特に孫泰蔵氏の動きには注目したい。
彼はこの資金をもとに新たな挑戦をしていくのだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿