古いふるいメモがでてきた。
1982年、ジェラルド・コリガンは「Are Banks special?」と世に問うた。
リーマン・ショックの約30年まえ。
彼はこのとき、銀行は「特別」な存在だと主張した。
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リーマン・ショックの経験を経て、ドット・フランクやらバーゼルⅢやら、銀行を「普通」の存在にするべく、おびただしい議論がなされてきた。
いよいよ欧州ではシニア債の毀損までもが、リアルな懸念にさえ、ありつつある。
これはコリガンの時代には想像もできなかったことだ。
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アベノミクスは、そのうち深刻な金利上昇を誘発するだろう。
そのとき、日本の金融機関の自己資本は簡単に吹っ飛ぶ。
日本の金融システムの危機は、リーマン・ショックどころではない大震災になるだろう。
そのとき、どうするのだろうか?
日本国債は時価会計の対象外にする?
なぜ?
銀行は「特別」だから??
もうじき、資本主義の信念が試されることになるだろう。
国家は破綻する――金融危機の800年
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