2013年5月27日月曜日

国債の下落と銀行の健全性の議論。欠けているものは?


シティが興味深い分析を提示している。

5月23日と3月末を比較したときのメガバンクの収益のインパクトを試算したそうだ。

その分析によれば、某メガバンクの場合、債券で1,800億円のマイナス。

一方で、株式で5,770億円のプラス。


なるほど。

ここもとの金利上昇により、銀行が国債で巨額の評価損を抱えているとのニュースが多い。

ただ、金利上昇が株価の上昇を伴うものであるならば、国債の評価損を一定程度、相殺できるという視点か。


教科書では株式のことをインフレヘッジと表現することがあるが、まさにこのことだ。



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