9月もPIMCOからは資金流出らしい。
PIMCO旗艦ファンド:9月は54億ドルの資金流出
ここもと、米国債の金利は低下しつつあるし、逃げ遅れた人にとってはチャンスだろう。
PIMCOの債券王ビル・グロスは最近、こんな見解も提示もしている。
「市場は米金融当局が最終的に利上げを開始する時期を誤って織り込んでおり、そうした状況から利益を得られるような債券を購入すべきだ」
「ただ1つだけ信用したいというのであれば、それは量的緩和策が終了し政策金利が焦点となった後、フェデラルファンド(FF)金利は予想より低い水準で極めて長期間据え置かれるということだ」
「市場や金融当局は現在、FF金利が2015 年遅くまでに
1%上昇し、16 年12 月までにさらに1%上がると予想している。だが、そうはならないと見込むべきだ」」
では、債券王はどんな債券でリターンをあげていくつもりなのだろうか。
それについては、こんなヒントを提示している。
・当局が債券購入の縮小を開始した後は政策手段として次第にフォワードガイダンス(時間軸政策)に焦点を合わせるようになることから、投資家は期間が短めの米国債や米インフレ連動債(TIPS)などを購入すべきだと指摘。
・期間が長めの米国債は避けるよう勧めた。
この点については賛成である。
しかし、これの意味するところは、米国の債券のドル建て期待リターンは過去数年と比べて、大幅に落ちるということだ。
残念ながら、PIMCOの債券王ビル・グロスは、自爆しているおそれが高い。
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