2013年11月21日木曜日

ソフトバンクの欧州戦略は?カギはボーダフォンだろう


ソフトバンクといえば、いまや日本を代表する企業。

その「世界に挑む」姿は勇ましい。

アメリカ戦略としては、スプリントの買収を成功させた。

アジア戦略としては、もうじき上場すると噂されるアリババの筆頭株主である。
<日本経済新聞>アリババ会長、香港上場に意欲 ソフトバンクと連携


アメリカ、アジアときたところで、ヨーロッパはどうなのか?

現在、公表されている情報としては、ソフトバンクのヨーロッパ戦略は不透明だ。

ヨーロッパには興味がないのだろうか?


ヨーロッパはこんな特徴がある。

・LTEの普及が遅れている(日本人は我慢できないくらいの通信状況だ)

・(iPhoneよりも)サムスンのギャラクシーの人気が高い。

つまり、現在のソフトバンクの強みを活かしづらいともいえる。



そんな中、ソフトバンクのヨーロッパ戦略のカギはボーダフォンだろう


ソフトバンクの携帯ビジネスは、ボーダフォンの日本法人を買収することで始まったことを思い出すと、非常に痛快な話だ。

ボーダフォンは2.6GHzの豊富な電波を有している。

これをTD-LTEで活用していくことで、一気に、日本レベル、つまり、世界最高レベルのモバイル環境を提供していく。

夢のある戦略ではないか。


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