ソフトバンクといえば、いまや日本を代表する企業。
その「世界に挑む」姿は勇ましい。
アメリカ戦略としては、スプリントの買収を成功させた。
アジア戦略としては、もうじき上場すると噂されるアリババの筆頭株主である。
<日本経済新聞>アリババ会長、香港上場に意欲 ソフトバンクと連携
アメリカ、アジアときたところで、ヨーロッパはどうなのか?
現在、公表されている情報としては、ソフトバンクのヨーロッパ戦略は不透明だ。
ヨーロッパには興味がないのだろうか?
ヨーロッパはこんな特徴がある。
・LTEの普及が遅れている(日本人は我慢できないくらいの通信状況だ)
・(iPhoneよりも)サムスンのギャラクシーの人気が高い。
つまり、現在のソフトバンクの強みを活かしづらいともいえる。
そんな中、ソフトバンクのヨーロッパ戦略のカギはボーダフォンだろう。
ソフトバンクの携帯ビジネスは、ボーダフォンの日本法人を買収することで始まったことを思い出すと、非常に痛快な話だ。
ボーダフォンは2.6GHzの豊富な電波を有している。
これをTD-LTEで活用していくことで、一気に、日本レベル、つまり、世界最高レベルのモバイル環境を提供していく。
夢のある戦略ではないか。
東洋経済新報社 (2013-10-21)
売り上げランキング: 2,509
売り上げランキング: 2,509
0 件のコメント:
コメントを投稿