2015年8月30日日曜日

「プロ」(?)より、個人投資家の意見が参考になる良い記事

前半の「プロ」(?)のコメントは無難なものばかりだが、後半の個人投資家の意見の中には興味深いものが多かった良記事。

この局面を泰然と構えて乗り切ったのは虫とり小僧さん(36)で「下落も全く気にならなかった」と強調する。投資する対象は世界の株式や債券に連動するインデックス投資信託。「この程度で慌ててしまうような人はそもそもリスクを取り過ぎだ」と手厳しい。

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投資のプロが伝授 株価急落、嵐をしのぐ心構えは



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2015年8月28日金曜日

相場が荒れたときの拠り所

この記事で紹介されているESG投資だけではなく、相場が荒れたときに共通して求められるものはメンタル力だろう。

特に業績数字がぶれやすい時こそ、非財務的アプローチが効果を発揮するかもしれない。例えば「環境、社会、ガバナンス」への意識の高い企業を選ぶ「ESG投資」。東京証券取引所などが15銘柄を選ぶ「ESG優良銘柄」の値動きを見てみると、26~27日の2日で日本電産が9.2%高、東レが5.9%高など反発力のある銘柄が目立つ。

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嵐の中の道しるべは 非財務情報に透ける実力


2015年8月27日木曜日

家計簿をつけないなら、、、、

高所得であっても貯蓄がなければあっという間に借金家計に転じてしまうこともよくあります。心当たりのある方は、気付いた時が変化のチャンス、お金の使い方を振り返ってみましょう。
家計簿をつけるのは向いていないようでしたので、以前にも触れたことがある「お財布術」を取り入れてみることにしました。これは、いつもお財布から出す食費や日用品などの1週間の予算を決め、週単位で管理するものです。

高所得でも貯蓄なし 老後貧乏招く超メタボ家計


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GPIFの7〜9月期は、どうなるんですかね、、、、
「GPIFが27日発表した2015年4~6月期の運用実績は、2兆6489億円の黒字だった。プラスは5四半期連続。
GPIF、運用益2兆6489億円 4~6月期、国内外の株比率最高


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2015年8月26日水曜日

山崎元氏は「待ち」スタンスを推奨

山崎元氏が、今回の株価暴落を受けて、チェックポイントを提示している。

山崎元氏 - 株価暴落時に投資家がするべきこと

(1)暴落の理由を理解する
(2)株価水準の高低を判断する
(3)自分の許容リスクを確認する
(4)投資行動を決める

内容については概ね同意なのだが、最後に山崎氏は、このように述べている。

今回の株価下落を、積極的な買いチャンスと見る見方もあるかもしれない。しかし、米国FRBの利上げが今年中に行われる公算が大きい。積極的に買い増ししたい局面だとまでは思えない

非常に冷静な指摘である。
一般的に、今回の暴落前には、米国の利上げがこのように解釈されるのは珍しかったように感じる。暴落前までは、米国の利上げは、米国経済が強い証とする意見が多かったのではないか。


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2015年8月25日火曜日

103万円の壁と130万円の壁。有利な働き方は?

一般に、「103万円の壁」や「130万円の壁」という単語は耳にすることが多いものの、正確に理解している人は少ない。

とても分かりやすい記事があったのでメモ。

税や保険料負担 妻の有利な働き方を考える



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あまり知られていないが、年金には困ったときの「ヘッジ」の機能がある

あまり知られていないが、年金には困ったときの「ヘッジ」の機能がある。

この記事「現役世代にもある年金の恩恵 避けたい保険料未納」で解説されている「遺族年金」と「障害年金」は高度な保険の役割を持つ。

一般に、日本人は生命保険に多額の資金を振り向けているが、その際に、このような年金の仕組みをきちんと考慮に入れておくと、より効率的な資産運用ができることだろう。



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3Qの日本経済は回復するのか?

日本の実質GDPは、2Qで年率マイナス1.6%。

3Qでプラス転換できれば、日本株には支援材料なのだが、どう考えたらいいだろうか?

<消費>
7月までは百貨店などの数字を見ても、弱かった。ここに加え、この株安による資産効果が逆回転で効いてくるので、ネガティブに考えざるを得ない。

<輸出>
7月の数字は低調。8月も今回のチャイナ・ショックや資源価格の下落を考えると、新興国経済にブレーキがかかっているので、日本のGDPにおいて、輸出がけん引するとは想定しづらい。

<設備投資>
唯一、期待できそうなのが、設備投資。ただ、このチャイナ・ショックのせいで、経営者の様子見気分が高まり、設備投資を控えるようになるとマズい。


このようにトータルで考えると、日本株への投資において、3Qの日本経済の回復は控えめに評価したほうがいいのではないか、というのが当方の判断。


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安値で仕込むチャンスは、今ではない

楽天証券の窪田真之氏が主張する、日本株の買い材料は以下。

「日本の景気・企業業績のゆるやかな回復が続く見通しに変更はありません。」

「世界景気は減速が続くが、リーマンショックのような世界不況は起こらないと考えます。」

「日本株は、PER(株価収益率)・配当利回りから見て、割安と考えます。」

詳しくはこちら
楽天証券 窪田真之氏 日経平均急落を受けて緊急レポート


この見解には全く異論はないのだが、これだと値動きの議論ができない、というのが当方のスタンス。

バイ・アンド・ホールドは素晴らしい戦略だが、資産効率を上げていくためには、買い増しや、いったんの損切り→買い直しなどが求められる。

そういう意味では、市場参加者のロスカットは「まだ」だ。25日の前場の雰囲気などは、投資家の心理を前向きにさせる面もあったが、セリング・クライマックスはまだ、と当方では判断している。

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賃貸か持ち家か迷ったら、「修繕資金」のことを忘れずに

持ち家の資金繰りを考えるとき、固定資産税のほか、「修繕資金」を忘れてはいけない

「戸建ては外壁、屋根、バルコニーの修繕とシロアリ対策、給湯器交換が欠かせない」この5項目だけで、築後35年間の総費用は木造・延べ床面積100平方メートルの家で450万円弱が目安になるという。

詳しくはこちら
築35年で450万円目安 家の修繕資金、備え早めに




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2015年8月23日日曜日

アベノミクスに、なぜ売りから入ったのか?

運良く賭けに勝って損益トントンにできたときには、個人は投資の手じまいに動く。長い間低迷していた株式相場が反転上昇すると、塩漬けしていた株の含み損がなくなり個人投資家が一斉に株を売る「やれやれの売り」が見られるのもそのためだ。アベノミクスが始まった2012年末以降、個人投資家はほぼ一貫して株売りに動いた。

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あなたが陥る落とし穴 行動ファイナンスで読み解く「損するワケ」


NYダウは、欧州債務危機を彷彿させる下げ方?

21日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が前日比530ドル安と大幅に下落した。1日の下げ幅は欧州債務危機が浮上していた2011年8月以来4年ぶりの大きさ。中国景気の減速懸念から株などのリスク資産を売却する動きが加速した。円相場は1ドル=121円台をつけ、原油先物では節目の1バレル40ドルを割り込み6年5カ月ぶりの安値水準となった。

詳しくはこちら
NY株530ドル安、4年ぶり下げ幅 原油は一時40ドル割れ



欧州債務危機はどのような影響をもたらしたのか―産業・企業からみた欧州経済
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2015年8月22日土曜日

社長の住む街が変わった??

社長の居住地を調べたところ、2003年(調査対象105万9122社)では首位が田園調布(東京都大田区)と成城(世田谷区)、3位が大泉学園町(練馬区)。このほか7位に奥沢(世田谷区)が入るなど郊外の高級住宅街が上位に多く顔をそろえた。

目立つ変化は港区。2003年には15位圏外だったが、2014年には2位に急浮上した。
 港区の人気が急上昇した背景には、赤坂、六本木、高輪、南青山、三田など豪華なタワーマンションが多く分譲され、社長たちを引き寄せているという新たな消費動向があるようだ。


詳しくはこちら
田園調布→赤坂 社長の住む街、都心シフトのワケ


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