2008年10月8日水曜日

モルヒネ大量投与でも・・・

さきほど、六ヶ国の中銀が協調利下げを発表した。 
アメリカの緊急利下げはもう前日から切望されていたわけだが、  
ほかの中銀も一丸となることでインパクトを高めてきたものだ。  

このヘッドラインが流れた瞬間、  
あちこちで歓喜の雄たけびがあがり、みんな笑顔になった。 
NY株の先物はみるみる上昇し、米債券もいったん売られ、 
この数日続いていた緊張がいくばくか和らいだ。 

去年から続く金融危機への対応のために、  
米中央銀行は果敢に利下げを実施してきたため、 そうそう下げられるものではない。 
ガンの患者に無制限にモルヒネを投与できないのと同じだ。  
そんななか、患者の苦しみがあまりにもヒドイので、  
眼前の苦しみをとりあえず何とかしようと、 
担当医だけではなく病院中の医者が協力したのが 先ほどの協調利下げだ。  


それなのに、株の先物は天に向かって投げたボールのように、 
また地上にむかった落ちてきてしまっている。 
教科書の理論であれば、ここまでの劇薬を使ったのだから、  
今日くらい、患者は元気であったはずだ。  
天に向かって投げたボールはどこまでもあがっていくはずだった。  

それなのにいま現在、NY株は上昇どころか、  
また前日比マイナスの世界へ。 


朝起きたあとのショックを軽減しようと 
夜中に何度もブルームバーグをチェックするから、 
また今晩も寝不足に・・・  
つーかテンション上がりすぎて寝られないし・・・ 
体内時計がNY仕様になっている・・・

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