2008年10月22日水曜日

国家への信任が同時複合的に揺らいだ

今日の午前中の株の下げなんかは、 
昨晩のNYの動きからすれば まさにイメージ通りだったのではないだろうか。  
だから注目点はユーロが1.3ドルを割るか否かという 雰囲気だったともいえる。 

ところが、昼ぐらいからおかしくなってきた  
・香港の某会社が未承認の取引で大損こいたらしく  
  当局から検査されている?  
・韓国株式の爆落  
・ユーロが1।3ドルをブレイクすると、  
  ストップを次々と誘発しながら売り込まれた  
・エマージングのソブリンのCDSが急激にワイドニング  
・アルゼンチンのデフォルトのうわさ 

こんななか日経平均も大幅に下げ、  
iTraxx Japanはあの10月10日の水準まで悪化してしまった。 

いまの市場のテーマは「国家vs市場」だ。 

公的資金が注入されて、なんとなく緊張感が緩んだ雰囲気が 続いていたが、 
まだ終わっていない。  
そもそも一連の救済策を通じて、 
国家は市場を支え続ける ことができるのか? 
という疑心暗鬼になってしまったのが  
今日の相場だったのではないだろうか?  

国家への信任が同時複合的に揺らいだのだ。

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