2012年12月4日火曜日

バーゼルⅢと国際競争


現在、日本の銀行はバーゼルⅢの準備に神経をすり減らしている。

バーゼルⅢとは、新たな銀行の資本規制だ。

リーマンショック時のような金融システムが麻痺するような事態を避けるために、
銀行が保守的な経営をしていくことを迫るもの。

営利企業として銀行はそれでいいのか、という議論もある非常に難しいテーマだ。

しかし、金融システムが麻痺するリスク・コストを鑑み、やむを得ないと導入の準備がされてきていた。

しかし、ここにきて、欧州連合(EU)が2013年1月の期限を守れない見通しを明らかにした。

米国もかなりバーゼルの準備は遅れている。



この状況下で日本の銀行はどうするか?

日本の規制当局はこのまま日本のみ規制を負う方向で進んでしまうのではないか?

バーゼルは世界の金融機関が秩序だって導入していく必要がある。

このままでは、日本の銀行だけが貧乏くじを押し付けられてしまうだろう。




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