ここもと円の値動きが非常に激しくなっている。
特に本日のイタリアの政局を発端とする値動きは大きい。
この背景として、ファンドの関心が円から他の通貨に移っているとみている。
日本の個人の円売りフローは旺盛にみえるが、円安を加速させるような材料は数が少なくなってきている。
政治家が口先で水準を示すことはG7、G20以降難しくなってきているし、日銀人事も顔がみえてきてしまったため、新たな材料になりにくい。
つまり、期間あたりの収益性で考えると、円売りのポジションは効率が悪い可能性が高いのだ。
じっくりと中長期的な円安を予想する資金も相応にあるだろうが、やはり、ファンドは目先の材料があるところで勝負するもの。
そういう意味で、足元では、ファンド勢による円売りポジションのアンワインド(=円高要因)と日本の個人の円売りフローの綱引きだと考えられる。
後者の日本の個人フローはFXによる部分も大きく、これは急激すぎ、かつ大きな円高方向への水準訂正が起きると、ますます円高を加速させかねないので注意だ。
もう2円くらい円高方向へいくと危ないという雰囲気か。
なお、ファンド勢はGBPUSDに新たな賭場をみいだしていると予想。
これはまた後ほどアップすることとしたい。
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