いよいよNISAの資産運用がスタートする。
ここでNISA時代に勝利するための銘柄選択のコツを共有しよう。
従前、銘柄選択ではバリュエーションの低いものを見つけることが、
中長期的には勝利に至る王道であった。
しかし、これは銘柄選択の能力の勝負でもある。
つまり、他人よりも上手に銘柄を発掘する能力に依存した勝負であった。
その銘柄の魅力を他人よりも早く気づき、購入する必要があった。
言わば、「通好み」の銘柄選択の勝負である。
NISA時代には、どうなるだろうか。
上記の勝負も引き続き重要であることは言うまでもない。
しかし、NISA時代には、これまであまり銘柄選択をしたこともない人が参戦してくるということを理解するのが重要である。
つまり、バリュエーションなど意識しない資金が大量に入ってくる。
そこでの銘柄選択のポイントは、「知っている会社」、「商品やサービスのユーザー」、「有名な経営者がいる会社」などになってくる。
ここからいくと、例えば、BtoCの会社などは、競争が激しく、利益率が低いと評価されることが多かった。
BtoCからBtoBへ経営資源をシフトさせる戦略がとられることも多い。
しかし、NISA時代の銘柄選択としては、BtoCの会社のほうが有望なのだ。
それは、BtoCによる低い利益率よりも、「多くの人が知っている会社」たりうるからだ。
これは、これまでの経験が豊富な人ほど、つまり、バリュエーションの見極めに自信があるほど、抵抗感のある提案だろう。
バリュエーションに自信のある人ほど、このような銘柄は「割高」だと却下したくなるだろう。
それでも、あえて提案する。
NISA時代の銘柄選択のキーワードは「知名度」、「好感度」である。
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