インドネシア、インド、ブラジル、トルコの共通点は何か?と質問されて、即答できる人は、かなりマーケットへのアンテナが高い。
これらの国の共通点は、最近、自国通貨買いの為替介入をしていることである。
間違えないでほしい。
自国通貨「売り」ではなく、自国通貨「買い」の為替介入だ。
円安は歓迎される日本ではなかなかピントこないが、すでに、これらの国は困るほどの「自国通貨安」になっているので、自国通貨買いの為替介入をしている。
アメリカのQE3の縮小観測(=ドル高要因)は、新興国の通貨安を引き起こし、そして、新興国の株式の暴落を誘発している。
新興国でいけば、資本を引きつけるような魅力を提示できるところに選別的に投資していくことが重要だ。
緩和競争が続いてきたが、財政の健全性を重視し、かつ、高金利を投資家に提供できるところが資本を引きつけるだろう。
新興国ならなんでも儲かったような相場が続いたが、もう違う。
金融緩和時代の運用の終わりを意識しよう
国家は破綻する――金融危機の800年
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