天下のウォール・ストリート・ジャーナルに、こんな記事がでている。
Abenomics starts Losing its Allure
このAllureとは、魅力、魅惑という意味だ。
内容的にはこんな感じ。
・日本政府によるミラクル的な改善策は、ワークしていないかも知れない。
・そして投資家も一段とナーバスになって来ている。
・日経が月曜日3.3%も下落した事、そして円高が更に進んだ事がアベノミックスに対してのムードを表している。
・一旦は日本経済の救済者と見られていたが、期待に沿っていないかも知れない。
・先週金曜日、6 月での消費者物価が約1 年ぶり、かつ2008 年11 月以来の上昇幅である
0.4%増となった。しかし、殆どは円安による輸入エネルギー関係の上昇であった。
ふむ。
今日の外資系証券経由の注文状況は、20万株の売り越し観測という話だが、この記事が影響しているのかもしれない。
ただ、今週はFOMCやら雇用統計で緊張感が高いが、そろそろ夏季休暇に入るファンドマネージャーも多い模様。
特に海外のファンドマネージャーにとっては、休み入りする前にポジションを落としたくなるだろうし、この2~3日の日本株の大きな下げはそんな事情も関係していそうだ。
一方、日本サイドからみれば、この数日で日本企業の決算発表が続く。
外国人の新聞や休暇の事情で安くなっているのだから、業績の裏付けのある銘柄を発掘して購入するチャンスだろう。
ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール
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サイモン・コンスタブル=著 /ロバート・E・ライト=著/上野泰也=監訳/高橋璃子=訳
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