「気づかい」とは、大辞林(第三版)ではこのように解説されている。
① 気をつかうこと。心づかい。配慮。 「お-は無用に願います」
② 好ましくないことが起こるのではないかという心配。おそれ。懸念。多く,下に打ち消しの語を伴う。 「食糧が不足する-はない」
なかなか難しい語感だ。
この語感の解釈はともかく、この本には著者の初の著書『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)
取り入れてみようと思わせるコツがいくつもみつかることだろう。
・「そうくるか!」
肯定しづらいときの合いの手として紹介されている。
「自分が考えていなかったことで、肯定もしづらいときに、『そうくるか!』だと、驚きを表しているだけで、肯定はしていません。しかしながら、相手にもイヤな感じを与えませんし、見方によっては、賞賛の言葉にも聞こえます。」
P90
・自信のない人を承認する
「自信のない人というのは、びびってしまって仕事の速度が落ちてるだけですから、承認されはじめると自分の力を正しく理解できるようになり、メキメキと頭角をあらわすことになるでしょう。」
P141
・中長期的な視点で
著者は取引先の担当者がスムーズに仕事ができることを意識している。例えば、「取引先の社内での評価を上げる」lことまで考えているそうだ。
「『仕事が遅い』や『態度が横柄』などのネガティブな指摘は一切なしです。良いところを指摘していれば、悪いところはどんどん改善されていきます。」
「その担当者が上司から適切に(ちょっと高めで)評価されることで、彼の社内での立場が上がることです。」
P117~
短期的なパフォーマンスの追求に傾斜がかかるご時勢だ。こういうことを考えている人と永く仕事をしていきたいものだ。
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