2012年10月21日日曜日

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです

村上春樹氏へのインタビュー集だ。


「物語を書きながら自分自身の物語を探している、表面を掘り下げるのは深いところにある自分の魂に達するためだ」
P155


「作家にとって書くことは、ちょうど、目覚めながら夢見るようなものです。それは論理をいつも介入させられるとはかぎらない、法外な経験なんです。夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」
P157


「そういえば、僕は一度ジョン・アーヴィングをインタビューしたことがあるんですが、彼はこんなことを言っていました。優れた物語には麻薬注射のような作用がある。一度とりつかれたら、読者はずっと次を待っていてくれる、と」
P200


「僕にとってジャズというのは旅に似ています。精神の旅です。それは書くという作業にとても似通っている。」
P241


「今にして思えば、僕の前にははっきりとしたひとつの道筋ができていたのだ」
P531


「でも、よくわからないからこそ、人生にはきっと意味があるのだろう」
P531


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