今日の日本国債は10年カレントもの(現在は328回債)は、0.555%で取引スタート。
今回の日銀の金融政策決定会合も、本命は次の26日だとみなすむきも多く、難しい水準での取引が続いた。
午前中は先物に思わせぶりな買い注文が入ったりしたが、勢いは不足していた。
そんな中での、黒田日銀のバズーカ砲!
あれよあれよと買いが買いを呼ぶ展開。
一時、0.425%まで10年ものの金利は低下。
2003年6月11日につけた0.430%の過去最低水準を更新した。
今回、基金と輪番オペを統合し、毎月の購入額を3.8兆円から7兆円まで増額することとした。
こうなると、日本の金融機関は、こんな金利水準になっても、国債を買うしかない。
中央銀行に逆らうわけにはいかないのだ。
ただ、これって、果たして、「円」にとっていいことなのだろうか?
日本銀行のバランスシートにおいて、「円」はその資産サイドの大きい部分が国債となる。
その国債がこんなにも投資対象としての魅力を低下させている。
すなわち、「円の信認」がひどく傷つきはじめている。
ほどよい円安は株高を誘発するだろうが、ほどよい円安で止まるとは限らない。
資産運用の観点からは、「円の信認」が崩壊するリスクの準備をしておくべきだ。
やはり、アベノミクスの時代、いかに上手に外貨建て資産を積み上げるかがポイントになろう。
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