2013年4月4日木曜日

黒田日銀のバズーカ砲が炸裂!日本国債の金利は過去最低水準を更新



今日の日本国債は10年カレントもの(現在は328回債)は、0.555%で取引スタート。

今回の日銀の金融政策決定会合も、本命は次の26日だとみなすむきも多く、難しい水準での取引が続いた。

午前中は先物に思わせぶりな買い注文が入ったりしたが、勢いは不足していた。



そんな中での、黒田日銀のバズーカ砲!

あれよあれよと買いが買いを呼ぶ展開。

一時、0.425%まで10年ものの金利は低下。

2003年6月11日につけた0.430%の過去最低水準を更新した。





今回、基金と輪番オペを統合し、毎月の購入額を3.8兆円から7兆円まで増額することとした。

こうなると、日本の金融機関は、こんな金利水準になっても、国債を買うしかない。

中央銀行に逆らうわけにはいかないのだ。




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ただ、これって、果たして、「円」にとっていいことなのだろうか?

日本銀行のバランスシートにおいて、「円」はその資産サイドの大きい部分が国債となる。

その国債がこんなにも投資対象としての魅力を低下させている。

すなわち、「円の信認」がひどく傷つきはじめている。

ほどよい円安は株高を誘発するだろうが、ほどよい円安で止まるとは限らない。



資産運用の観点からは、「円の信認」が崩壊するリスクの準備をしておくべきだ。

やはり、アベノミクスの時代、いかに上手に外貨建て資産を積み上げるかがポイントになろう。

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