ドイツ連邦憲法裁判所がESM(欧州安定メカニズム)に対して合憲の判断を示した。
これを受け、ESM が10 月8 日にも発足する見通しとなった。
あとは、スペイン自身がEFSF・ESM に対する支援要請を決断すればいい。
実際、スペインのラホイ首相がECBの新しい国債買入れ(OMTs)による支援(EFSF/ESMへの支援申請)を検討との報道もでてきている。
これって、ユーロの未来を考えるときに非常に重要だ。
国家が財政の主権の一部を「意思」をもって委譲する意味があるからだ。
ユーロは単一通貨と単一の金融政策というところに対し、財政が各国にとどまっていたため、そこがアタックされている。
欧州債務問題自体は、今後、数年かけて、財政を収斂、できれば一本化させていくことが、その解決の道だ。
この構図から考えると、今回のスペインの決断は、その第一歩として評価することができるだろう。
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