成長性とシェアで事業を4つに分類する。
スター:成長性が高く、シェアも大きい事業
キャッシュカウ(カネのなる木):成長性は低いもののシェアが大きく、安定的なキャッシュをもたらしてくれる事業
クエスチョン(問題児):成長性は高いが、シェアが低い事業
ドッグ(負け犬):成長性が低く、シェアが低い事業
この分類でいったときに、キャッシュカウがあれば、当面のビジネスは安泰だ。
しかし、成長を期待できない企業になってしまいかねない。
といって、スターは突然変異で生まれてくるわけではない。
自らの強みを活かしながら、成長を追求しようとするならば、
キャッシュカウを生け贄にすることが有効ではないか。
これには大きなリスクがある。
キャッシュカウを自ら犠牲にしたからといって、スターが育つ保証はなにもない。
ただし、成長性に乏しい事業にかけていてはいけない。
と、同時にバクチいけない。
スターには生まれてくる必然性がなくてはいけない。
それは己の強みの延長線にあるはずだ。
つまり、キャッシュカウのなかにヒントがある。
なぜ、その事業はキャッシュカウになりえたのか。
キャッシュカウが己の強みを教えてくれる。
この場合、キャッシュカウと未来のスターはカニバリのリスクがでてくる。
多くの企業がここでためらってしまう。
カニバリは必然だ。
成長するために、いままでのキャッシュカウを捧げよう。
次の成長を追い求めず、既存の事業を守っていくだけの企業は
穏やかに死んでいくことだろう。
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