2015年3月2日月曜日

大塚家具のお家騒動の本質は、「経営方針」ではなく「資産相続」の問題

すべての発端は2007年に発覚した大塚家具のインサイダー取引問題だった。
この一件で、大塚家具を桐ダンスの販売店から売上高500億円超のジャスダック上場企業に育てた勝久氏のカリスマ性は大きく揺らぎ、当時60代半ばに差し掛かっていた勝久氏とその家族が、事業継承を真剣に考えるきっかけにもなった。
取締役全員が大塚一族という状態は「上場企業のガバナンスとして問題がある」と考えた久美子氏
ききょう企画には大きな資産がなかったため、株式の買い取り資金をねん出するため銀行から15億円の短期融資を受けた。それを返済するため、ききょう企画は同額の社債を発行し、これを勝久氏が引き受けたわけだ。
いま、トラブルになっているのは、この社債の償還問題だ。
いずれにしても要は大塚一族の資産の相続を巡る私的なもめごとであり、上場企業を舞台に株主や社員、取引先を巻き込んで大騒ぎすべき問題かどうか、はなはだ疑問だ


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大塚家具プロキシファイトの裏側 相続が「争族」に


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