2015年3月4日水曜日

お上頼みの相場の持続性には懐疑的にならざるをえない??


官製相場の主役は、日銀や年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)といった公的マネー。さらに海外投資家が脇を固め、最近では国内金融機関とみられる存在が一部でうわさされている。相場の起点は昨年10月31日。日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れ増額を含む追加金融緩和を、GPIFが株式保有割合の引き上げを同時に発表した日だ。
官製相場の特徴は、GPIFや日銀など、買ったら最低でも数年は売らないとみられる主体が株式を吸い上げる点にある。
公務員年金やゆうちょ銀行、かんぽ生命など官製相場の新たな担い手の登場に対する期待は根強いが、お上頼みの相場の持続性には懐疑的にならざるをえない。

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官製株式相場でささやかれる「黒子」


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