「政府が目指す高成長への回帰を支えるのが、高名な経済学者でもあるラグラム・ラジャン総裁が率いるインド準備銀行(中央銀行)の金融政策だ。」
「「新興国のなかでも、インドはひときわ輝きを放とうとしている」――3月中旬にインドを訪問した国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事はムンバイ市内の準備銀本店でこう語った。さらにラジャン総裁、モディ首相をそれぞれ、次のような言葉で称賛した。 「ラジャン氏は13年9月の総裁就任からずっと多忙だ。『テーパー・タントラム(米国の量的緩和縮小観測を受けたドル高)』を受け、インド経済を素早く安全地帯に逃した」「モディ首相、ジャイトリー財務相に会い、現政権のマクロ経済運営に確信を持った」」
「 それでも忘れてはいけない事実がある。いまの政府と準備銀の蜜月は経済が安定しているから成立しているということだ。背景には原油安がある。インドが輸入する原油の価格が14年後半に大きく下落し、消費者物価指数(CPI)上昇率の鈍化につながった。」詳しくはこちら(日経の会員登録が必要です)
モディノミクスに助け舟、インド中銀総裁の辣腕
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