一部はマルクス・レーニン主義で、ほかの一部は儒教主義だが、これらは相いれない。
残りの部分は露骨な利己主義だ。
つまり中国の制度には一貫した哲学による裏打ちがなく、思想的な戦いで勝つのは難しい」
「金融危機については1990年代初めの欧州、97年のアジア通貨危機、2007年~10年の米欧危機に至る一連の動きとしてとらえている。
これでサッチャー元英首相やレーガン元米大統領の時代からの市場自由化の動きは幕を閉じるべきだ。
自由化された金融市場は極めて不安定で危険な過ちだとわかった」
――格差問題ではフランスの経済学者トマ・ピケティ氏の著書「21世紀の資本」が話題になっています。
「格差の原因は同氏がいう資本そのものの特性というより、技術革新やグローバル化だと思う。
ただ、格差問題への注目が世界中で高まっている表れではある。
オバマ大統領が5、6年前に再配分の重要性を説いたときは社会主義者と批判されたが、今日では格差問題の存在を否定できない」
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歴史は本当に終わったのか フランシス・フクヤマ氏
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