「「投資家目線」でピケティ本を読み解いてみよう。本書が解き明かすr(資本収益率)>g(経済成長率)という法則は、「金持ちがみずからの資本を投じて得る不労所得は、普通の人が汗水たらして得る勤労所得よりも効率が良い」と言っているにほぼ等しい。そのこと自体は当たり前で、投資家が投資をする際にはリスクプレミアムを必要とする。だって、投資案件の成否に最終責任を負うのは投資家なんだから。」
「20世紀がたまたま戦争と高度成長の時代であり、一時的にr<gだった時期もあったものだから、「格差はやがて縮まる」(クズネッツ曲線)という見方が正しいとされ、「世の中は努力次第」が常識、もしくは美風として定着してきた。ところが21世紀の世界は、再びr>gとなって18世紀や19世紀のように格差が拡大しつつある。このことを、きっちりデータを積み上げて論証した点に本書の値打ちがある。」
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「ピケティ」は人口減少の日本で成り立つのか - 年5%の「不労所得」はそう簡単じゃない
吉崎 達彦
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